大きく分けて ①家賃相当額   ②管理費   ③食費   ④介護費   ⑤その他日常生活費用が発生します。
医療体制、サービスが施設により異なるため入居前に費用とサービス面を確認しておきましょう。

基本入居費用1

家賃相当額

居住する居室、その他共用施設を利用するための費用となります。

利用料の支払い方式
・ 一部前払金+月払い
入居時に一部前払金を支払いし、初期償却がある場合はその額を差し引いた金額を月払いで支払います。
・月払い
家賃・管理費・食費を月払いで支払います。
 ※年齢により前払金が決まっている施設があります。
※前払金が入居時に初期償却に充当される施設が多くあります。

基本入居費用2

◆管理費

事務管理部門の人件費、事務費、共用施設等の維持管理費、生活支援サービス提供のための人件費等が含まれます。管理費の支払い方法は、月払いです。
有料老人ホームの管理費が、一般のマンション等に比べ、管理費が高額になるのは、人件費が含まれるからです。

配置される職員数により、ホームによって様々なサービス、例えば居室清掃や買い物代行等を管理費に含むホーム、あるいはその都度個別に有料で対応するホームがあるため、管理費に含まれるサービス内容を確認しておくことが必要です。

※「サービス付き高齢者向け住宅」の場合は、建物の維持等のための「共益費」と「生活支援サービス費」が有料老人ホームにおける「管理費」にあたります。「高齢者の居住の安定確保に関する法律」では、“少なくとも安否確認、生活相談サービスを提供すること”とされ、生活支援をする職員は一人でもよいことになっています。どれだけの職員配置をするかにより、金額に差が生じます。 (公益社団法人全国有料老人ホーム協会引用)

基本入居費用3

◆食費

食事サービスを利用した場合に支払う費用で、支払い方法は、月払いです。食費には、食材費、厨房人件費、厨房維持費等が含まれます。朝食・昼食・夕食毎に費用が設定され、喫食分を支払うのが一般的です。食事をとらなくとも、食堂の人件費や厨房を維持するための費用として、全ての入居者に月々一定額をご負担いただくホームもありますので、確認が必要です。(公益社団法人全国有料老人ホーム協会引用)

 ※サービス付き高齢者向け住宅は、食事の提供は希望者のみとなっております(特定施設は除きます)

基本入居費用4

介護自己負担費

要支援・要介護者は、介護保険サービス利用時、要介護度に応じた自己負担分を毎月支払う必要があります。行政区や施設の加算によって異なります。
詳細は、施設によって異なります。

個別に発生する費用

その他日常生活費用

日常生活を送るうえで必要となり費用や介護保険サービス以外の通院付き添いなどの自費サービスがあります。施設により異なります。

光熱水費

自室の電気、ガス、水道等の費用は施設により異なります。

生活支援サービス・介護保険対象以外のサービス費用

  • 食事の居室配膳費
  • 行政手続き代行
  • 買い物代行
  • 協力医療機関以外への通院介助
  • 外出付き添い 等

アクティビティなどへの参加費用

  • 花見など近郊への小旅行
  • サークル活動での講師謝礼
  • 行事(夏祭り、年忘れパーティー等)への参加費 等

介護に関連する費用

  • おむつ等の消耗品費
  • 週2回を超える入浴介助等

医療費

自宅で過ごされていた時と同様に、医療を受ける場合は自己負担分が発生します。(公益社団法人全国有料老人ホーム協会引用)

資金計画表 参考例 (神田土地建物 シニア住まい事業部)

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